時間芸術 その3 


さて今回は基本的なマヤ暦の構造について。

まず彼等が使っていた主なカレンダーとは
具体的にどういうものか。

一つはTzolkin(ツォルキン)というパーソナル
な用途で毎日を祝う260日周期で、13種類の
数字(意図)と20種類のサイン(創造)を
組み合わせたモノで(13x20=260日)毎日が
それぞれの異なる創造プロセスや意図が存在し、
その日における役割を確認する為のもの。
子供が産まれるとタイムキーパーと呼ばれるマヤの
シャーマンが彼等のキャラクターやこの世界における
役割を(ある意味抽象的に)示してくれます。

もう一つはTun(トゥン)という360日周期
でこちらはより預言的で崇高なカレンダーで、
どちらも現在の太陽暦やどの惑星の物理周期的
カレンダーとも違った「創造におけるプロセス」
の流れが一番のフォーカスポイントになっている事が鍵。

この260日と360日のカレンダーを歯車のように
見立てて組み合わせるとちょうど一周するのが
彼等の周期で52年、グレゴリオ暦の51と3/4年の
レボリューションサイクルが出来上がり、このサイクルを
経た人はひとつの大きなクリエイションを一回り経験した
年長者として扱われるわけです。
(コレはメソアメリカ全土で共通する認識)

ちなみに一日は13時間に区切られ、そこからまた
(ボク達の時計でいう)13分、13秒と、永遠に
13の区切りが続いて行きます。



さて、ここで気になる例の2012年12月21日について。
映画や様々な解釈の終末説で有名ですが、マヤ暦が
この日に終わるというのは彼等が当時使っていた
Long Count(ロングカウント)という種類の日付の
数え方が終わるという意味。

このロングカウントはマヤ文明古典期(6世紀~9世紀頃)
の石碑やピラミッドに刻まれた歴史的事象を示す時に
用いたもの。Baktuns(バクトゥンズ)と呼ばれる
周期が13種類の異なった創造のプロセスを経て、
より円熟した時代になっていくわけです。

1Baktunsは400Tun(Tun=360日周期)、
依って400 x 360 = 144,000日(394.3年)。コレに
13段階の創造のプロセスをかけると約5125年。
最近ではほとんどの考古学者がこのロングカウント
の始まりは紀元前3114年8月11日という見解で
一致している為、ここから計算した日付がこの
2011年12月21日。
古代エジプト王朝の起源がちょうど紀元前
3100年頃から始まっている事から考えると、
まさに国家という概念の歴史の始まりと合致します。


ただ話はここで終わらずにここから更に深く、
よりスピリチュアルな方向に向かって行きます。


このロングカウントを包括するようなより大きな
くくりなのがこの「Nince Underwold」という概念。
(9つの下界、と訳するとなんか胡散臭いのであえて英語で)
これはこの文明の始まりどころか宇宙の始まりのビッグバン
から現代までの「宇宙の意識の進化」を示したまさに究極の
カレンダー。

中央アメリカのユカタン半島(メキシコ東南部、ベリーズ、
グアテマラ)周辺で栄えたマヤ文明の遺跡が並ぶ地域の
一つ、Copaという所で1940年代に発見された石碑に
記されていたこのカレンダーはとてつもなく大きい数字が
刻まれていて、前回のブログで紹介したスウェーデンの
生理物理学博士、Carl Johan Callemanは彼のその
数学的能力を使ってこのカレンダーを細部まで検証して
その衝撃的な全容を解説してくれています。


という事で次回はこの究極のNine Underworldと
宇宙の意識の進化の歴史について。前述した二つの
基本的なカレンダーとロングカウントを踏まえた上で、
よりディープな内容に迫って行きます。

どこまで詳しく書いたものか・・・ん〜Let's see.

Last Updated on Friday, 30 September 2011 14:27  

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